2024.09.27
Craft Essay 03 : 手捺染

ティグルブロカンテのシーズンに欠かせない、発色の美しい生地プリント。創業50年以上の歴史を持つ手捺染(てなっせん)の工房にてプリントされています。

手捺染とは版を使って1枚1枚手刷りでプリントする方法のこと。一色につき一版を用いてプリントし、それを1mm単位のずれも起こらないよう重ねて刷っていくことで柄を完成させていきます。

一版一版、ミリ単位のずれも許さない職人技があるからこそ、精密に版を刷り上げることができる。その時の手の圧力のかけ方の違いで仕上がりを左右していく。実直な職人の技術が仕上がりの美しさに表れています。
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