陸上で最大の哺乳類である象。その巨体の勇猛さや穏やかな賢さから、日々の暮らしに欠かせない役割を担っていたアジアの文化圏では「動物の王」とも呼ばれ、文化と生活に寄り添う信仰の象徴として愛されている動物です。

2025年春の新作はエレファント…象のモチーフをインドの木版プリントで仕立てました。可愛らしく並ぶ象のモチーフは型染作家・石北有美氏のデザイン。2014年から始まり、継続してコラボを続けていく中でたどり着いた、日本の型染めの仕事とインドの手仕事の融合です。

シンプルな連続柄のようで、石北さんの型染めデザインの持つ優しい輪郭がブロックプリントの質感と高く親和し、有機的なテクスチャの仕上がりに。象の耳と顔の版を分けそれぞれを刷ることで、色の重なり部分が濃く出る"重色"の効果で色彩と質感の奥行が増していきます。

国境を越えて融合する伝統の仕事と現代の感性。文化のミクスチャをお楽しみください。

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