布帛とカットソー~企画生産出張ブログ~
企画生産の山本です。
暑い日が続いておりますが、皆様どうお過ごしでしょうか。
この度私たち天空丸企画生産部で生地の生産工場を見学しに行きました!
一言に生地といっても色々な物があるのですが、今回メインで見させていただいたのは、弊社の定番生地である布帛のジンバブエコットン、カットソーの20コーマ天竺を生産していただいている工場さんにお伺いいたしました。
ところで皆様、布帛とカットソーの違いとは何かご存知でしょうか?
普段何気なく来ている服にも、それぞれの名称や特徴があったりします。一見知らなくてもいい事かもしれませんが、知っていると愛着がよりわいてきたりしますよね。
弊社の服を新しく手に取ってくださる方、すでに来ていただいている方により愛着を持っていただけるような、出張レポートです。是非最後まで見ていってください。
話を戻しまして、布帛とカットソーの違いとは、「織物」と「編み物」です。
言葉だけではそーですかー、といった感じになってしまいますが、今回の出張でその違いを目の当たりにしました。同じ生地工場でも、まるで違うのです。
まずは布帛からです。
こちらの工場さんでは糸から生地が織られるまでの工程をほぼすべて一貫して行えます!
まずは初めに見せていただいたのが、糸を生地が織れる状態にする工程です。

無数の糸!! まさに圧巻でした。
糸の本数は生地によって変わっていくそうです。
弊社定番のジンバブエコットンには、手摘みで丁寧に収穫されたコットンで作られた糸が使われており、その糸を高密度で織り込むことでハリがありつつも柔らかな生地に仕上げております!

こちらの糸を1つのロールに巻き取っていきます。想像の5倍ぐらいでかいです。
1つ100Kg以上あるのだとか,,,
この状態からさらに織りやすくするために、糊をつけていきます。

とにかく暑かったです。。

再度巻き取って準備完了です!
実際に織られている現場も見せていただきました!

ものすごい数の織機が並んでおり、爆音のなか作業が進められていました。
隣にいても会話がうまくできません。

そしてこちらがジンバブエコットンを織っている織機です!こちらの織機はかなり古いもので、早く効率よく織るために開発されたものらしいのですが、あえてスピードを緩めて織る事で風合いよく織ることができるそうです。こだわりですね。
弊社が長年使用している生地が作られている工程が見れたのは、とても貴重な体験でした。
https://www.tenkumaru.net/SHOP/PT-31L-F8.html
https://www.tenkumaru.net/SHOP/SK-66-F8.html
ジンバブエコットンの製品はアイテム数も多めに取り揃えております。ぜひ店頭で触れてみてください!
https://www.tenkumaru.net/SHOP/PT-68-TB261.html
https://www.tenkumaru.net/SHOP/SK-43L-TB261.html
弊社は製品を縫い上げてから染めてカラー展開をしている物も多いですが、生地の状態からオリジナルプリント加工しているアイテムもございます。なんとこちらもジンバブエコットンです。こちらもおすすめです。
次にカットソーです!
弊社定番の20天竺だったり、Mハード天竺を編んでいただいている工場さんにお邪魔いたしました。

こちらがカットソーの編み機です!
布帛の織機と全然違う見た目で、怪しい実験が行われているかのようでした。
機械の違いからも、布帛とカットソーの違いを感じれます。

布帛とは違い、機械の横に糸がありました。
弊社定番の20天竺には、綿糸の短い繊維を取り除かれたコーマ糸を使用しております。それにより毛羽立ちが少なく、なめらかな質感で生地が仕上がります。

その糸が機械の上部からいろいろの方向から機械につながっており、真ん中に吸い込まれているようでした。

真ん中から編みこまれた生地がどんどんと出てきます!
音もそこまで大きくなく、繊細な動きを感じ取れます。
まさに、想像のできない世界でした。
https://www.tenkumaru.net/SHOP/TPO-142S-TBC1.html
https://www.tenkumaru.net/SHOP/TPO-172-F126.html
https://www.tenkumaru.net/SHOP/BP-55-TPO-1.html
厚さ、肌触りの異なる天竺もいろいろ取り揃えております。お好みの生地感を探しに来てください!
以上、工場レポートでした。布帛とカットソーの違いは伝わりましたでしょうか?
服を手に取る時に、少しでも違いがあれば幸いです。
まだまだ暑い日が続きそうですが、いい物揃えておりますので、ご来店お待ちしております。